ことばブログ

吃音を中心に、「ことば」について心理言語学や認知神経科学の立場からいろいろなことを考えています。

オンライン吃音相談のホームページを開設しました!

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

 

 

今年は昨年開始したオンライン吃音相談に自分のリソースをかなり注いで行こうと思います。

 

 

というのも昨年試験的に初めてみたこのオンライン吃音相談、こちらの想定以上のお問い合わせをいただき、軌道に乗りつつあり手応えを感じています。

 

 

基本的にはTwitterとこのブログでしか宣伝をしていなかったのですが、それでも現在20名前後の方にご利用をいただけており、徐々に結果も現れ始めています。

 

 

正直なところオンラインという性質上どこまでのことができるのかという不安があったものの、普段の臨床と大きく変わることはなく、今のところ順調にセッションを進めることもでき、また資料や教材のリソースも充実させられて来ています。

 

 

ということで、ここまで来たら真剣に取り組もうということで、今年は下記のチャレンジ?というか取り組みを進めたいと思います。

 

① ホームページのリニューアル

② LINEでの相談対応の開始

③ より詳細な情報発信+広報

 

 

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2018年ありがとうございました!

年の瀬ですね。

 

簡単に今年の振り返りを。

 

今年は臨床に研究にとても慌ただしく時間が過ぎてしまい、やりたかったこと・やらなくてはいけなかったことがかなり残ってしまった。

 

やりたいことが多過ぎて手を出してしまい、やや自分のキャパを超えてしまっている感も否めない。

 

まあでもどれも必要なことだと思うので、来年は今目の前にあることに妥協せず全力投球する年にしたいと思う。

 

今年はコミュニケーション障害学会と音声言語医学会に加え広島での国際学会発表を経験でき、またやっと国際誌への掲載も実現。

 

研究についてはどうにかこうにか1つ形を作ることができたかと。

 

またことばの教室や医療機関にお声がけをいただき、吃音について色々とお話をする機会も得ることができ、アウトリーチ活動も始めることができ、これは個人的なとても嬉しいことだった。

 

臨床の方は吃音外来はお陰様で大忙し、加えて新たに非常勤先も増え、今まで以上に多くの吃音の方と関わらせていただいている。

 

これは少なからず自身の研究にも結びついているので、引き続き頑張りたい。

 

Abema Prime への出演もあり、お陰様で良くも悪くも吃音界隈では少し名が知られるようになってので、それを上手く活かしていければなと。

 

兎にも角にも来年は「研究」を軸にしっかりとやっていかないと色々とまずいので、気を引き締めていかなければ・・・。

 

今抱えている国内誌投稿予定の原稿3つ、行動研究2つを上半期で完遂することをノルマに、研究者の駆け出しとして飛躍の年となるよう頑張ります。

 

研究も臨床も中途半端野郎と思われないよう(すでに思われているだろうが)、気を引き締めて行きます。

 

どうぞ皆様良いお年をお迎え下さい。

 

最近の吃音界隈に思うこと -吃音は発達障害か -

今日は吃音と発達障害について。

 

ここ数年「吃音は発達障害か」という議論が当事者や治療者の間でなされている。

 

これについては色々な立場の人が様々な意見を述べているが、法的には発達障害の1つ、でも当事者の中にはそれに違和感や不快感を覚えている方が少なくない、というのが現状ではないだろうか。

 

この記事では

①そもそも発達障害とは? 発達障害の定義と種類

②制度・枠組の中での吃音の扱い

③臨床的観点から見た発達障害と吃音

神経科学的に見た発達障害と吃音

⑤吃音は発達障害か?

 

という5つのセクションから「吃音は発達障害か?」という問題を考えてみたい。

 

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オンライン吃音相談の継続

シリーズ物の原稿を書いたのにアップ前に全て消し飛んでからなかなか書き直しに踏み蹴れない今日この頃。(明日には必ず)

 

今日は試験的に取り組んできたオンライン吃音相談の現状と今後を書いていこうと思う。

 

オンライン吃音相談を始めてから約1ヶ月、予想以上の反響もあり当初は戸惑ったものの、少しずつ落ち着き始めこちらもだいぶ慣れてきた。

 

1ヶ月やってみて思ったことは

 

①幼児の問い合わせが多い

②成人の問い合わせは少ない

③セッションに思ったよりも時間がかかる

Skypeを使ったことが少ない

 

の4つ。

 

①については予想通りで、こちらとしてもメインターゲットの1つだったので嬉しい。

 

RESTART-DCMは開始1ヶ月は毎週のフォロワーが必要ということもあり病院だとなかなか難しいものの、対面である必要性があまりないのでオンラインのメリットをかなり活かせると思っていた。

 

動画の共有方法など開始直後はこちらの準備不足により利用者の方々に迷惑をかけてしまった部分はあるが、他は今のところ順調かなと。

 

今後も幼児期をメインターゲットにはしていきたいので、どうにか広報したいところ・・・。

 

今はこのブログとTwitterでしかこのオンライン吃音相談のことを発信していないので、発信力は弱い。もっとブログを更新するしかないのかな。。。

 

 

 

②についても予想通りといえば予想通りだけど、正直もう少し問い合わせがあると思っていた。こ

 

れはやはりオンラインという部分に抵抗があるのか、もしくは有料というとろこがネックになっているのかわからないが、対策は今のところ思いつかない。

 

こちらが思っているほど“改善したい”と強く思っている人は少ないのかもしれない。

 

 

③が今一番の問題。基本的に1セッション20分を目安にしていたものの、お試しですら30分近くかかる場合が多い。

 

RESTART-DCMは記録のフィードバック等もあるので40踏んでお願いしているが、1枠30分に設定を見直す必要がある気がしている。

 

 

 

④はかなり意外。Skypeスマホでも簡単に使用できるし、映像の質としても問題はない。

 

もしこれがネックになっているならHP上で利用法を案内するとか何か方法を考えないといけない。

 

 

 

まだまだ改善すべき部分はあるけれど、概ね順調なのでオンライン吃音相談は当面続けていきたいと思う。

 

今後は実際にどのような支援・介入を行なっているのかを詳しくこのブログなどを通じて発信していこうかなあと。

 

何やってるのかわからなかったら問い合わせてみようとも思わないだろうし。

 

もしこのブログを読んでいる方でオンライン吃音相談に興味がある方は下記のHPへお願いします。

 

Contactから問い合わせて頂ければ内容もメールにてご説明しますので。

 

明日は『最近の吃音界隈に思うこと - 吃音と発達障害 -』を更新します。

吃音のある人がSTになることをオススメしないワケ

今日はだいぶ前の記事“吃音のある人がSTになるということ”で

 

『「吃音に興味があるからSTになる」という考えの人には、STになることをオススメしない。』

 

と書いたものの、その理由を書いていなかったので今日はそのことを。

 

ご存知の通り僕自身が吃音のあるSTである。ではなぜこんなことを言うのか。

 

まずは以前の記事で述べた通り、STとして働く上で吃音はかなりの障壁になるということがある。

 

STは「話す・聞く・読む・書く」に加え「食べること」に困難を抱えている方の評価

や訓練を行うことが主な業務である。その中で、特に検査は定型文を教示として示さなければならない場合が多く、日頃言い換えを駆使している吃音者にはなかなか厳しいものがある。

 

当然ながら吃音臨床をする上でも障壁になるが、この点については前出の記事を読んで欲しい。

 

 

ではこれ以外にどんな理由があるのか。それは主に次の3つ。

① 吃音についてST養成校で学べることはごくわずか

② 吃音臨床を行える場はごくわずか

③ 研究の道に進みにくい

 

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最近の吃音界隈に思うこと -「科学的」とは -

最近SNSを見ていると吃音の「原因」や「治療」について色々な人が色々な考え・意見を言っているのをよく見る。もちろん「正解」が明らかになっていない以上はどれも否定することはできないが、吃音の研究をしている立場からして色々と思うことはある。特にそういった情報を鵜呑みにしている当事者の方が少なくなく、外来やオンライン相談で戸惑うことが結構ある。そんなわけで定期的に「原因」や「治療」について記事にまとめていくことにしようと思う。活字にするのは自身の頭の中を整理するのにもちょうどいいかなあと。

 

そんなわけで今日は記念すべき第一回目。テーマは「科学的」とは何か。加えて研究や治療についても概観していけたらなあと。

noteに公開しようと思ったのだが、noteはアカウントがある人しかコメントができないようなので、当面このシリーズはこっちで公開する予定。 以下本題。

 

 

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オンライン吃音相談について

先日開設したオンライン吃音相談に多くのお問い合わせをいただいています。

開始直後から現状を踏まえていくつか変更点があるので、お問い合わせが多い内容と合わせてまとめてきます。

 

【変更点】

・お試し相談の料金改定

当初の予定よりも受付枠を多く確保できる見通しのため、まずは気軽にご利用ただけるようお試し相談を無料としました。現状12月一杯までの予定です。

 

・継続相談の料金改定

20分1枠1500円→1000円としました。理由は上記と同じです。

 

・対応方法の変更

お試し相談と単発のご相談については音声のみにも対応することにしました。

 

【お問い合わせ内容】

・継続支援の目安となる利用頻度はどのくらいか

吃音の状態やご希望の指導内容により異なりますが、1回1枠20分、月2回を想定しています。これは外来での診療時間と頻度を参考にしています.

 

・1枠20分は短くないか

実際にご相談をお受けする前に、基本的な情報をいただくためのアンケートにお答えいただきます。特に継続支援の場合には細かなアンケートを用意しており、それにお答えいただいた上でのご相談となるので、いわゆる「問診」に時間がかかりません。

 

・吃音を治せるのか

「治せる」とは断言できません。しかし学齢期以降についても「軽くする」ことはできます。基本的には 発話症状や予期不安等を軽減することで生活の質を向上させることをゴールに指導を行います。幼児期の場合には「治癒の可能性を上げる」ためのお手伝いをします。

 

・何を相談してもいいのか

吃音に関することであればなんでも構いません。現在までには以下のようなご相談をいただいています。

- 息子が最近どもるのだがどうしたらいいか

- 幼稚園にどのような配慮を求めれば良いのか

- 吃音の原因を教えて欲しい

- 小学生の息子が最近悩み始めたので症状を軽くして欲しい

- 吃音で障害者手帳は取れるのか

- どのような訓練をしてくれるのか

- バイトをしたいがうまくできるか不安

- 電話の時だけどもるがどうしたらいいか

                    など

 

 

オンライン相談については随時このブログでも更新していこうと思います。

吃音について少しでもお困りの方は是非一度お問い合わせ下さい。

 

オンライン吃音相談の詳細はこちら

https://cms.e.jimdo.com/app/s4af7d137ba175c91/pf85063c86247a93b?cmsEdit=1

 

お問い合わせはこちら

https://cms.e.jimdo.com/app/s4af7d137ba175c91/p663fa463265ffead?cmsEdit=1